障害を持っていても地域の幼稚園や小学校に通わせたい。。。
そう思う親がたくさんいます。

でも実際実現する率って少ないんですよね、
これから先 少しでも多くの子が地域の園や学校で過ごせますように小さな一歩からはじめていき

いつか将来私たちのような同じ気持ちを持つ親の願いが実現しますように


交流に向けて
幼稚園に

普通であれば美琴 幼稚園入園の時期

まいにち同じ年代のこどもたちと接し
美琴は
楽しそう

もちろん、子供たちも

はじめは「なんで あるけんの?」
「なんで?」の質問や疑問があるが
だんだん一緒にいると
これが美琴なんだ
って感じてくる


美琴も地域の幼稚園に
いれてもらえないだろうか

幼稚園といえば
これから、ともだちのこと
集団生活のこと
きまりなどの基礎的な
学習の場となる

美琴のような障害をもつ友達と
いつも接することで
将来障害者を見る「瞳」がどこか
違ってくるのでは???


それに幼稚園はまだ勉強の競争もない
小学校は無理だとしても
幼稚園1年間一緒に過ごせたら

幼稚園の先生や
校長先生に相談とお願いへ。


でも、、駄目だった
理由は

一人の先生がたくさんの子を見るので
美琴の面倒がみられないということ

障害児(知能関係)を見る先生もいるが
その子たちだけで精一杯だってこと

人件費がとか、なんかそんなことも言ってたなぁ。


「正直言ってこういう子って
なにかあったらってこわいんでしょ??」

「はい。」そう正直に答えてくれた先生もいるんだ

「前例にないから」という理由で断るパターンが多いです

あのとき、、私も若くて教育委員会や
そんな「えらいところ」に出る勇気なんてなかった。。
相談する人もいなかった
主人と私で解決していかなければならなかった

いまならきっと
「前例がないなら前例を作ってください」と言うだろうな、、

この時期が一番
「何で?障害があるからだけでこんなにだめなん?
みこを同じ世代の子と一緒にすごされんの?
みんな同じ人間やん。
なんで最初から無理なん??なにが駄目なん??」

冷たい現実にあたり私は しばらく外にでられなくなってしまった



地域の幼稚園園児として入園することはできなかったが

「お母さんと一緒にいつでも自由に遊びにきてください」と言われた

これもなんだか複雑だった。
断られたことで考え方がゆがんだのかなわたし、、
ありがたかったと同時に「そんなんお客さんや」そんな気持ちにもなった
もーそんな中途半端なら行かない方がいいとも感じた

でも  よく考え直せばやっぱり、、園に入園することが目標じゃなくて、
美琴を同じ子供たちに知ってもらい一緒に過ごすことが
だいじなんや。。

複雑な気持ちが続く一年間
朝だけであるが美琴と幼稚園へお邪魔した。
私が行けないときは、ばーばが一緒に行ってくれた。


結果的には 子供たちにとっては、美琴を知り何かを
感じてくれたのでは???と思うし行ってよかったと
思っている


が、
やっぱりどこか、気をつかいながら
心が狭くなりながら園へお邪魔させてもらったことを覚えている



おかあさんといっしょ

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